種別 | 論文 |
主題 | 柱にアンボンド型鋼管を用いたRC造柱・梁接合部の挙動に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 塚越英夫 (清水建設技術研究所) |
連名者1 | 黒瀬行信 (清水建設設計本部) |
連名者2 | 渡辺泰志 (清水建設設計本部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 519 |
末尾ページ | 524 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに これまで行ってきた実験により、アンポンド型充填鋼管コンクリート(以下UTCと呼ぶ)構造の優れた勒性能と横拘束効果が確認できた。このUTC構造の柱を超高眉鉄筋コンクリ一ト(以下RCと呼ぶ)造建物に用いる場合には、高軸カを受ける接合部の弾塑性性状の把握を行う必要がある。本報告は、柱軸力と接合部の拘束条件をパラメーターとして行った実験について述べるものであり、UTC柱を用いた架構の先行降伏部位の違いによる耐力・変形性状の差異の確認と、接合部の拘束条件が架構の性状に与える影響と、接合部の拘束効果の確認を行った。 まとめ 6体のUTC柱・RC梁接合部実験を行った結果、以下のことが判った。1)柱先行降伏型試験体の場合、柱主筋の抜け出しが起こりスリップ型の履歴性状を示した。しかしその靭性能は極めて良く、安定していた。2)接合部補強比が0.64%と1.27%とでは層間変形角1/50までの差異はほとんどなく、その拘束効果は両方とも期待できる。3)十字型外柱は直交梁が片側にしか付いていないが、両側に直交梁の付いている内柱と同等に近い耐力と靱性能が確認できた。4)コーナー柱は高軸カを受けても充分な変形性能を有し、安定したループを描いた。5)UTC柱の復元力特性のモデル化を行ったが、コンクリート部分の変形に占めるせん断変形成分は50%程あり、この適切な評価方法を今後の課題としたい。 |
PDFファイル名 | 011-01-2087.pdf |