種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートを用いた柱・梁接合部の実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 木村秀樹(竹中工務店技術研究所) |
連名者1 | 菅野俊介(竹中工務店技術研究所) |
連名者2 | 長嶋俊雄(竹中工務店技術研究所) |
連名者3 | 市川敦史(竹中工務店技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 525 |
末尾ページ | 530 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき RC造建物の高層化、鉄筋の高強度化、太径化などが進むにつれて、柱・梁接合部のせん断応力度レべルや柱、梁主筋の接合部内付着応力度レベルがかなり高くなってきている。筆者らは、建物の高層化やスパンの拡大、部材断面の縮小化を目的としてFc600〜800の高強度コンクリートを用いた、高強度、高靱性部材を開発するための基礎的実験研究を継続的に行なってきた。本報はそのうちの柱・梁接合部に関するものであり、接合部のせん断応力度レベルが高い場合にも梁降伏を先行させ、梁主筋の接合部からの抜け出しを防止し、復元力特性の改善を図ることを目的とした実験研究について述べるものである。 まとめ 以上得られた結果から、σb=360〜900kg/cm2の場合、接合部内の梁主筋通し配筋定着長は文献の設計式を用いてμ≦11.0とし、接合部のせん断応力度を5√σbいかになるように設計しておけば(但し、接合部横補強筋量はPw=0.6%以上、かつPw・wσy=57kg/cm2以上で直交梁を有するものとする)、梁曲げ降伏時の接合部せん断応力度τpが140kg/cm2レベルでも、また、梁主筋に高強度鉄筋(σy≒6000kg/cm2)を用いてτp=200kg/cm2レべルとなっても、梁の曲げ降伏を先行させR=50/1000rad.まで耐力低下のない架構とすることが可能であることがわかった。また、ヒンジ位置を移動することは接合都の破壊を防止するのに有効であり、鋼板補強は大変形時の耐力低下を押えるのに有効である。 |
PDFファイル名 | 011-01-2088.pdf |