| 種別 | 論文 |
| 主題 | 壁式プレキャスト構造の鉛直接合部のせん断破壊に及ぼす床スラブの効果 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 望月重 （武蔵工業大学工学部） |
| 連名者1 | 山口雄二（武蔵工業大学大学院） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 11 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 597 |
| 末尾ページ | 602 |
| 年度 | 1989 |
| 要旨 | はじめに 本研究は、壁式プレキャスト構造の鉛直接合部がせん断力をうけた時の床スラブの影響を実験的に解明しようとするものである。鉛直接合部のずれ変位による頭つなぎ筋および床スラブ筋の引張力が摩擦耐力となって、鉛直接合部のせん断耐力を増す事は既に発表した。今回の実験は床スラブ筋の有無、床スラブの有無および床スラブ有効幅をパラメータとし、床スラブが鉛直接合部のせん断耐力に及ぼす影響をより一層解明するために計画された3体の片持ちばり型実験である。なお、既発表の実験緒果のうち床スラブに関連する試験体との比較検討をした。 結論 (1)床スラブがせん断力を貧担する結果、床スラブを有することにより鉛直接合部充填コンクリートのせん断ひび割れ強度及び鉛直接合部のせん断耐力が上昇する。(2)壁パネルの相対すべり及び相対目開きを床スラブ筋が拘束しているといえる。しかしその効果は壁パネル頂部であって、下部ではその効果はあまり期待できないといえる。(3)鉛直接合部の最大せん断耐力はS型加力による拘束のないせん断耐力と、水平つなぎ筋(頭つなぎ筋と床スラブ筋の和)の拘束によるせん断耐力の和とした式に床スラブの耐力を加えることにより算定できる。 |
| PDFファイル名 | 011-01-2100.pdf |