種別 | 報告 |
主題 | オートクレーブ養生超低水セメント比モルタルの強度及び細孔径分布 |
副題 | |
筆頭著者 | 福地利夫 (日本大学) |
連名者1 | 中務均(日本大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 299 |
末尾ページ | 304 |
年度 | 1989 |
要旨 | はじめに 近年、集合住宅を中心としてRC造の高層化が進み、これに伴って高強度コンクリートに関する研究が盛んに行われている。オートクレーブ養生コンクリートは、現場打ちコンクリートには適用できないが、以下に示す特長を生かしたプレキャスト部材として、今後、高層建築物への進出が十分考えられる。また、各種コンクリート製品の大型化に伴う重量軽減策として、高強度化を望む声もある。 オートクレーブ養生コンクリートの特長は、その硬化体の組織構造が、通常の養生のそれと全く異なることである。そのため、ごく早期に高強度が期待できると同時に、乾燥収縮の低減、耐薬品性の向上など、通常の養生による弱点を改善することが可能である。 本報告では、超高強度コンクリートを得ることを目的として、シリカフュームを混入したオートクレーブ養生超低水セメント比モルタルについて、まず、最高温度保持時間(以下保持時間という)が、その強度にいかなる影響を及ぼすかを述べ、次にシリカフューム混入率と細孔径分布の関係を、そして最後に各種モルタル供試体の吸水試験結果を述べる。 むすび 以上の結果をまとめると、以下のようである。 1)保持時間が、シリカフューム置換超低水セメント比モルタルの圧縮強度に及ぼす影響はごく小さい。 2)本試験で得られたモルタルの最高圧縮強度は1428kgf/cm2である。 3)半径5から10nmの細孔量は、シリカフューム置換率の増加に伴って減少する。 4)総細孔量は、ほぼシリカフューム置換率の増加に伴って減少する。 5)吸水率は、シリカフューム置換率の増減にかかわらず、ほぼ一定である。 |
PDFファイル名 | 011-02-1049.pdf |