種別 | 報告 |
主題 | FRP棒材を緊張材ならびに螺旋状せん断補強筋として用いたはりのせん断試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 涌井一(鉄道総合技術研究所) |
連名者1 | 鳥取誠一 (鉄道総合技術研究所) |
連名者2 | 寺田年夫 (鉄道総合技術研究所) |
連名者3 | 原千里(ピー・エス・コンクリート) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 1 |
先頭ページ | 835 |
末尾ページ | 838 |
年度 | 1989 |
要旨 | まえがき 近年、コンクリート補強用の種々のFRP棒材の開発が精力的になされている。これらのFRP棒材の強度、付着特性等は用いる繊維の種類および量、棒材の表面形状、成形方法等により異なる。FRP棒材を使用したコンクリートはりの曲げ性状は、概ね通常の曲げ理論に適合することが認められているが、せん断性状に関してはまだその研究も少なく、今後実用化を図るためにはその性状を明らかにし、設計法を確立する必要がある。 そこで、本論ではFRP棒材として代表的なCFRP棒材を緊張材および螺旋状せん断補強筋として用いたコンクリートはりの載荷試験を行い、その性状を把握することとした。なお、螺旋状せん断補強筋はFRP棒材の成形性、コンクリートはりの施工性等を考慮して用いたものである。 まとめ FRP棒材を緊張材ならびに螺旋状せん断補強筋として用いたコンクリートはりのせん断性状に関し、鋼材を用いた場合と比較、検討して得られた結果は以下のとおりである。 (1)緊張材、せん断補強筋がせん断ひびわれ幅に与える影響は若干認められたが、ひびわれの分散性等全般的なひびわれ性状には特に差は認められなかった。 (2)FRP棒材を用いた場合のせん断耐力VをVc、 VsおよびVpに区分して分析した結果、Vsはトラス理論より求まる値の50〜80%程度の値であったが、 Vc およびVpは鋼材を用いた場合の耐力算定式より求まる値にほぼ等しかった。 |
PDFファイル名 | 011-02-1142.pdf |