種別 | 委員会報告 |
主題 | 鉄筋コンクリート構造の有限要素解析と設計法研究委員会報告−コンクリート構造物の設計にFEM解析を適用するためのガイドラインの梗要− |
副題 | |
筆頭著者 | 野口博(千葉大学) |
連名者1 | |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 11 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1 |
末尾ページ | 10 |
年度 | 1989 |
要旨 | 委員会活動の概要 「鉄筋コンクリート(RC)構造の有限要素解析と設計法研究委員会」は、RC構造の有限要素法(FEM)による解析を設計へ適用していくための情報交換を行い、研究および設計の発展に寄与することを目的として、1986年6月に発足した。本委員会は2つの作業部会から構成されており、第一作業部会は実務的な設計分野におけるRC構造へのFEM解析の適用の現状の把握と、FEM解析をRC構造の設計へ適用する際のガイドラインを作成することを目的としている。第二作業部会はFEM解析によりRC部材の既往の強度提案式やマクロモデルの物理的意味と問題点を明らかにして、より合理的なマクロモデルや設計式の開発に結びつけることを目的としている。これまでに本委員会では、第二作業部会の活動の中間報告として、1988年1月に「RC耐震壁のマクロモデルとFEMミクロモデルに関するパネルディスカッション」を開催し、その後も、RC構造部材全般のより合理的なせん断設計式の構築を目指して解析的な研究活動を進めている。その活動の総括として、来る1989年10月28日に「JCIコロキウム:RC構造のせん断設計法に関する解析的研究」を開催する予定である。また、第一作業部会の活動の成果として、1989年3月に「コンクリート構造物の設計にFEM解析を適用するためのガイドライン」の刊行と、これに関する講習会を開催した。本委員会報告では、上記「ガイドライン」の主な内容についてその概要を紹介することとする。 結論 「FEM解析の適用に際してのガイドライン」の主な内容を紹介した。ここで紹介したガイドラインの作成にあたり、できるだけ設計実務技術者の参考になることを目指した。ただし、現時点では全ての項目について完全なガイドラインを作成することは、時間的にも能力的にも困難であるので、可能な範囲でより良いと思われるものを目指した。将来は、内外からの意見を踏まえ、完成度のより高いガイドラインにしていきたいと考えている。本委員会では、1989年10月に「JCIコロキウム:RC構造のせん断設計法に関する解析的研究」を開催する予定です。この分野の研究・実務に携わっている研究者・技術者の方々の多数の参加を得て活発な討議を行い、相互に知見を深め研究・技術の発展をはかることを目的としていますので、ふるってご参加くださるようご案内致します。 |
PDFファイル名 | 011-03-0003.pdf |