種別 | 論文 |
主題 | 部分乾燥を受けるモルタルの収縮応カ分布の実測について |
副題 | |
筆頭著者 | 田澤栄一(広島大学工学部) |
連名者1 | 宮沢伸吾(広島大学工学部) |
連名者2 | 重川幸司(広島大学大学院) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 151 |
末尾ページ | 156 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき 乾燥収縮応力や熱応力などの自己応力は、コンクリートの強度やひびわれの発生に大きな影響を及ぼすことは明らかである。しかし、この種の自己応力はひずみの測定値とは対応しないこと、また部材断面内で不均一に分布していることから実測が困難であった。既往の研究では、定量的評価は解析的手法により検討される場合が多く、実測値による検証がなされていないためその信頼性は必ずしも十分とは言えなかった。本研究ではモルタルの乾燥収縮応力分布の実測を、供試体の切断または切込みにより応力を部分的に解放させ、このときに生じる弾性ひずみを測定することにより行ない、その有用性を示したものである。また、乾燥に伴なうモルタルの曲げ強度の低下について、乾燥収縮応力の実測値に基づいて若干の検討を行なった。 結論 従来、セメント系材料内部に不均一に分布する自己応力は実測が困難とされてきたが、部分的に応力を解放させ生じる弾性ひずみを測定することにより実測できることが明らかとなった。すなわち、2面乾燥を受けるモルタル供試体の乾燥収縮応力分布は切断法により、また部分乾燥を受けるモルタル供試体の表面付近の乾燥収縮応力は切断法と切込み法の併用により実測することができる。 |
PDFファイル名 | 012-01-1024.pdf |