種別 論文
主題 高強度コンクリートの高所圧送性に関する研究
副題
筆頭著者 竹内研一(東日本旅客鉄道建設工事部)
連名者1 石橋忠良(東日本旅客鉄道東北工事事務所)
連名者2 大庭光商(東日本旅客鉄道東北工事事務所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 281
末尾ページ 284
年度 1990
要旨 はじめに
PC斜張橋青森大橋(仮称)の主塔部は、高強度コンクリート(σck=600kg/cm2)を採用することにより、自重低減及び美観を考慮したスレンダーな構造としている(図-1)。主塔部のコンクリートは、ピストン前面圧80kg/cm2の高圧仕様のポンプ車を用いて最上部まで圧送する計画である。σck=600kg/cm2の高強度コンクリートを地上約80mまでポンプ圧送した例はなく、高所圧送時の性状を事前に予測することは困難であった。そのため、圧送高さが低い初期の施工段階から圧送管の管内圧力測定を随時行い、高所圧送時の性状を予測しながら施工している。現在、2基の主塔のうち先行するP10側主塔では11ロットまでコンクリートの打設を終了しており、管内圧力測定も3回実施した。本研究は、現在までに得られた3回の管内圧力測定データに基づき、80m圧送時の性状を予測すると共に、高強度コンクリートの高所圧送時の特性を明らかにする事を目的とするものである。
まとめ
管内圧力測定結果より、設計基準強度600kg/cm2の高強度コンクリートの高所圧送性に関して以下のことがわかった。1)水平管圧力損失は管内圧力が高くなると増加し、圧送高さ40〜50m程度の場合、ポンプ車付近の水平管では、普通コンクリートの標準値の20倍に達する場合もある。2)鉛直管圧力損失は、圧送高さ40〜50m程度までは、実吐出量が20〜40m3/h程度において、圧送高さによらず0.25〜0.60kg/cm2/h程度となる。3)曲り管圧力損失は、圧送高さが変化してもあまり変わらず、圧送前のスランプフローが増加すると減少する傾向にある。4)ポンプ前面圧の測定結果より、高所圧送性を予測した結果、設定吐出量3040m3/hとすれば80mの高さまで充分圧送可能である。
PDFファイル名 012-01-1047.pdf


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