種別 論文
主題 埋込みボルトの引抜き耐力に及ぼすコンクリート母材の性質
副題
筆頭著者 橘高義典(宇都宮大学工学部)
連名者1 上村克郎(宇都宮大学工学部)
連名者2 小西敏正(宇都宮大学工学部)
連名者3 飯島昌史(ミサワホーム)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 331
末尾ページ 336
年度 1990
要旨 はじめに
コンクリート躯体への設備機器、天井材、仕上用石材等の接合には、アンカーボルトを用いる場合が多い。また近年、モルタル上塗り層ならびにタイル等の剥落の防止手段として、浮き部分とコンクリート下地部をボルトによって固着補修する方法がある。これらの埋込みボルトはいずれもコンクリートの比較的浅い部分に埋込まれるため、その引抜き耐力を支配する要因としてコンクリート表層部分の性質が重要となる。特に脱型直後のコンクリートは養生条件によっては急激な乾燥の作用を受け表層部が脆弱化する場合も考えられるため、各種養生条件下での埋込みボルトの引抜き耐力を明確にする必要がある。本研究は、比較的浅い部分(5〜30mm)に埋込まれたボルトの引抜き耐力に及ぼすコンクリート母材の性質について検討したものであり、脱型後のコンクリートの養生条件と引抜き耐力との関係を実験的に明らかにすることを目的として行った。
まとめ
コンクリート表層部(5〜30mm)に埋込まれたボルトの引抜き耐力に及ぼすコンクリート母材の性質について検討した。その結果、通常の水セメント比の供試体においては、初期乾燥により水分の散逸量が大きくなるものほど耐力が小さくなる傾向にあった。水分保持の手段として脱型直後に膜養生剤を塗布することにより引抜き耐力の向上が見られた。
PDFファイル名 012-01-1056.pdf


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