種別 | 論文 |
主題 | アクリルゴム系弾性防水材による鉄筋コンクリート造の塩害防止効果に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 桝田佳寛(建設省建築研究所) |
連名者1 | 安田正雪(建設省建築研究所) |
連名者2 | 谷川伸(東亜合成化学工業研究所) |
連名者3 | 入田一(東亜合成化学工業研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 495 |
末尾ページ | 500 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき 近年、塩害による鉄筋コンクリート構造物の早期劣化現象が顕在化し、大きな社会問題となっている。その一つの対策として、鉄筋の腐食要因である塩分・水分・酸素の外部からの浸透を阻止する目的で、コンクリート表面を防水材で塗装被覆する方法がある。しかし、コンクリートが既に劣化要因を内在した場合の、防水塗膜による塩害防止効果には不明確な点が多かった。本研究は、鉄筋腐食に対する劣化要因を内在している場合に、各レベルの外観的な損傷状況に対して、アクリルゴム系弾性防水材が被覆効果をどの程度有するかを促進試験で検討したものである。 まとめ これまでの実験から次のことが明らかになった。(1)本試験の範囲内では、塩分量0.6%までの供試体は、ひびわれの発生が認められず、又、腐食量(腐食面積率、腐食減量率)も抑制されている。(2)コンクリート中に塩分濃度の濃淡分布が存在する場合、濃淡分布界面に位置する鉄筋は腐食を受け易いことがわかった。3)3種類のアクリルゴム系防水材を比較すると、樹脂量の大きい中塗材を使用した防水材の塩害防止効果が優れていることがわかった。 |
PDFファイル名 | 012-01-1084.pdf |