種別 論文
主題 アルカリ骨材反応が生じた鉄筋コンクリート梁の変形と耐荷重性状に関する研究
副題
筆頭著者 山田昌郎(東京大学大学院)
連名者1 魚本健人(東京大学生産技術研究所)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
12
1
先頭ページ 835
末尾ページ 840
年度 1990
要旨 はじめに
アルカリ骨材反応が生じた構造物の維持管理を適切に行うためには、この種の構造物の膨張およびひびわれ性状さらに耐荷重性状を明らかにする必要がある。鉄筋コンクリートにアルカリ骨材反応が生じた場合の膨張性状に関しては、白石ら矢村らHerathらの拘束膨張試験により、鉄筋比と膨張量の関係について貴重な資料が得られている。一方、単鉄筋梁供試体にアルカリ骨材反応が生じた結果、梁にそり変形が生じた現象が小柳らSwamyらにより報告されている。本研究で用いた梁供試体にもアルカリ骨材反応によるそり変形が生じており、その変形、ひびわれを測定し、載荷試験を行った結果、若干の知見を得たのでここに報告する次第である。
まとめ
本研究を行った結果、以下のことが明らかになった。1)鉄筋コンクリート部材にアルカリ骨材反応が生じた場合、平面保持は成り立たず、複鉄筋部材では断面が凸状に変形する。また単鉄筋部材では、鉄筋付近の膨張量が収束したあと著しいそりが生じる。2)アルカリ骨材反応によって生ずるひびわれを、トラバース法により数多く測定し、統計的に処理することによって、内部応力の分布を推定できる可能性がある。3)アルカリ骨材反応が生じた梁の載荷試験から、単鉄筋梁については荷重の増加に伴う剛性の低下が、健全なものよりも大きい。
PDFファイル名 012-01-1144.pdf


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