種別 | 論文 |
主題 | コンクリート用被膜養生剤の評価 |
副題 | |
筆頭著者 | 潮先正博(アオイ化学工業) |
連名者1 | 片脇清士(建設省土木研究所) |
連名者2 | 小林茂敏(建設省土木研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1005 |
末尾ページ | 1008 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき コンクリート養生剤は、初期硬化期間中にコンクリート表面から水分が蒸発するのを抑制し、セメントの水和反応を適性に進めるためにコンクリート表面に塗布する液状物である。日本では主にコンクリート舗装に使用されているが、海外では舗装はもちろんコンクリート構造物全般の養生に広く使用されている。養生はコンクリート構造物の耐久性向上に大切な工程であり、手軽に施工ができ、どんな形状の構造物にも適用できる養生剤は理想的な養生方法と考えられる。本研究ではコンクリート養生剤に関して系統別に分類を行った上で、試験方法及び評価基準の検討をしたものである。 まとめ 試験方法及び評価基準の検討を実証試験から行った結果から、水分損失と強度及び長さ変化との関係に相関関係があり、水分損失量を規定することによりそれぞれを把握できることがわかった。磨耗量は水分損失と相関がなく、被膜の磨耗性が大きく影響し養生効果を判定するには不適当であることがわかった。すべり抵抗と塗料の付着性は養生剤を使用する対象物によっては、必要性のある試験項目であり材料によっては特異な性質を示すことが確認された。養生剤の定性的材料別評価を表2に示す。本研究では養生剤についての分類を行い、試験方法及び評価基準を確立するため必要と思われる検討を行った。養生剤の効果の確認と基準化に少しでも役にたてれば幸いである。 |
PDFファイル名 | 012-01-1174.pdf |