種別 | 論文 |
主題 | 組紐状AFRPロッドで補強したコンクリート梁の疲労性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 三上浩(三井建設) |
連名者1 | 加藤正利(三井建設) |
連名者2 | 田村富雄(三井建設) |
連名者3 | 石橋一彦(千葉工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1153 |
末尾ページ | 1158 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 最近、各種の新素材繊維(例えば、炭素、ガラス、アラミド繊維等)を収束したFRPロッドを、コンクリートの曲げおよびせん断補強材として用いる研究が盛んに進められている。すでに筆者らも、組紐状AFRPロッド(組紐状に成形したアラミド繊維製のFRPロッド、以下ロッド)をPC緊張材として用いた際の、定着および付着特性やスパイラル状のロッドをせん断補強筋として用いたRC梁のせん断性状を報告した。一方、道路、鉄道、海洋構造物等では、静的耐荷挙動のみならず、繰返し荷重下における疲労性状の把握も重要であると考えられる。しかし、新素材の引張疲労性状や新素材を用いたコンクリート梁の繰返し荷重下における疲労性状の研究例は少ない様に思われる。そこで、本研究では、ロッドを主筋やPC緊張材およびスパイラルせん断補強筋に用いたコンクリート梁の、曲げ繰返し載荷試験を行い、組紐状AFRPロッドで補強した梁の疲労性状の把握を試みた。 まとめ (1)ロッドを緊張材に用いると、異形鉄筋と同等な割合で繰返しによるたわみの増加を抑制できる。(2)MDECは、ロッドを緊張材に用いた梁の曲げ繰返し試験においても、重要な指標と考えられる。(3)主筋に用いたロッドの付着係数は、200万回の繰返しで、初載荷の0.8程度に減少する。(4)ロッドを用いたPC梁の試験結果は、示方書のコンクリートの疲労強度式で安全側に包括されている。(5)PC梁の試験結果は、提案したロッドの疲労強度式では安全側に包括されないこともある。 |
PDFファイル名 | 012-01-1201.pdf |