種別 | 論文 |
主題 | はりS・柱RCとする十字形骨組の力学的性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 西村泰志(大阪工業大学) |
連名者1 | 田中幸雄(竹中工務店) |
連名者2 | 木村衛(竹中工務店) |
連名者3 | 南宏一(大阪工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 35 |
末尾ページ | 40 |
年度 | 1990 |
要旨 | 序 最近、鉄骨、鉄筋コンクリートあるいは鉄骨鉄筋コンクリートの異種構造部材をそれらの構造特性に応じて、合理的に組み合わせて構成された建物が建設されるようになってきた。このような、異種構造部材で構成される混合構造における問題の一つは、これらの異種構造部材間の応力伝達機構を明らかにすると同時に、合理的な柱はり接合部のディテールの開発にある。本研究は、柱は鉄筋コンクリート、はりは純鉄骨で構成される柱はり接合部に着目して、その合理的なディテールを提案し、そのディテールを有する十字形骨組の力学的持性を実験的に検討する。 結論 柱は鉄筋コンクリート、はりは純鉄骨で構成される柱はり接合部のディテールを提案し、その力学的特性を7体の十字形骨組を用いて実験的に検討した結果以下のような結論が得られた。(1)本ディテールを有する十字形骨組の初期剛性は、それぞれの構造要素の剛性の累加によってほぼ評価することができる。(2)本ディテールを有する十字形骨組は、崩壊型式に拘らず非常に安定した履歴特性を有するが、三角ステフナ終端の中板の破断に対して注意を要する。(3)側板あるいはふさぎ板は接合部のせん断抵抗要素と考えるよりも、接合部のコンクリートを拘束する働きあるいは型枠の代用と考える方が合理的である。(4)実験結果の知見に基づいた応力伝達機構が提案された。この応力伝達機構の是非を含め、耐力の定量的な評価法の検討が今後の課題である。 |
PDFファイル名 | 012-01-2004.pdf |