種別 | 論文 |
主題 | 強度と剛性が急変する鉄筋コンクリート骨組の地震応答性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 服部敦志(筑波大学大学院) |
連名者1 | 今井弘(筑波大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 107 |
末尾ページ | 112 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに RC構造物では、一般に幾つかの層ごとで同一の断面寸法や配筋、コンクリート強度等が決定されている。それに伴い、それらの境界の部分では強度及び剛性が変化し、地震時に変形が集中すると共に構造物全体としての挙動も連続性が損なわれたものとなる可能性がある。そこで本研究では、具体的に25層及び6層のRC骨組を取り上げ、部材の曲げ耐力を急変化させた部分を設定すると同時に柱梁強度比を数種類に変化させ、地震時に骨組が示す挙動を検討した。また特に6層骨組では、設計外力分布の違いによる部材の必要耐力の差が応答に与える影響も検討した。 まとめ 25層骨組で取り上げた局部的な耐力不足や強度と剛性が急変する部分を有する構造物はその部分に変形集中を起こすが、柱梁強度比を適切に設定することで局部的な層崩壊を避け、構造物全体として安定した一次モードの振動形とすることができる。しかし6層骨組では、強度と剛性が急変しているが耐力が必要値以上であるため、急変が応答に大きな影響を及ぼさないことが確認された。 |
PDFファイル名 | 012-01-2016.pdf |