種別 | 論文 |
主題 | 骨組の非線形応答に及ぼす部材履歴形状の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 0scar Lopez(東京大学) |
連名者1 | 小谷俊介(東京大学) |
連名者2 | 青山博之(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 113 |
末尾ページ | 118 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 建築物の耐震設計では、各層の梁端及び1階柱脚で曲げ降伏が他の破壊に先行する降伏機構を形成し、想定する降伏ヒンジでは曲げ降伏による良好な履歴エネルギー消費を期待している。しかし、接合部あるいは部材内の主筋の付着すべり、コンクリート打継面(プレキャスト部材の接合面)でのすべり、せん断ひび割れ、などに伴う逆S字形の履歴挙動を完全に除去することは難しく、部材の履歴エネルギー消費が劣化する場合も多い。そこで、降伏ヒンジを想定する梁部材端にこのようなスリップ形の履歴生じる場合について弾塑性地震応答に及ぼす影響を解析的に検討し、耐震設計の資料とする。 まとめ 梁端にスリップ・耐力低下型の履歴を有する純フレーム構造を対象とした地震応答解析を行なった。その結果、地震波として、E1 Centro地震波を用いた場合には、スリップ率指数、または耐力維持率指数の程度により、大きな違いが見られたが、Miyagi地震波を用いた応答解析結果の場合には、梁材端の最大塑性率の結果以外ほとんど差が見られなかった。指数を単独に調べた結果によると、応答に与える影響はスリップ率指数γより耐力維持率指数ηのほうが影響が大きかった。 |
PDFファイル名 | 012-01-2017.pdf |