種別 論文
主題 高温下で動的荷重を受けるRCはり部材の曲げ性能
副題
筆頭著者 金津努(電力中央研究所)
連名者1 石田博彰(電力中央研究所)
連名者2 松村卓郎(電力中央研究所)
連名者3 西内達雄(電力中央研究所)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 245
末尾ページ 250
年度 1990
要旨 はじめに
原子力発電所原子炉格納容器および放射性廃棄物貯蔵施設などをコンクリート構造とする場合には、高温条件下に曝されることを想定して設計が行われ、これらの施設の通常運転時には65℃というコンクリートに許容される温度の制限値が設定されている。これまでに著者らが行った研究の結果、高温条件下(200℃程度まで)においては、コンクリートや鉄筋の物理的性質が温度とともに変化することに加えて、常温下では無視し得た鉄筋とコンクリートとの間の熱膨張係数の差に起因する内部応力(鉄筋;圧縮、コンクリート;引張)が鉄筋コンクリート構造の変形に影響し、この内部応力の大きさは鉄筋とコンクリート間の相対的な量比と密接に関係していることが明らかとなった。本研究は、熱膨張係数の差に起因する内部応力および昇温にともなう物性の劣化がRC部材の挙動に与える影響を、より広い条件の基で把握することを目的として、動的荷重条件および重ね継手の存在が高温下のRC部材の曲げ性能に与える影響について実験的に検討したものである。
結論
65℃から200℃の高温条件下で、動的繰返し荷重および重ね継手の存在がRC部材としての性能に与える影響について実験的に検討した。本実験の結果、付着性能の劣化および鉄筋とコンクリートの熱膨張係数差による内部応力の影響について、以下の結論が得られた。(1)動的繰り返し荷重が部材剛性の低下に与える影響は、高温条件であることが常温の場合に比較して特に影響を大きくするものではない。(2)高温条件下の重ね継手に必要な継手長さについて、温度条件との関係で確保するべき条件の目安が得られた。
PDFファイル名 012-01-2039.pdf


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