| 種別 | 論文 |
| 主題 | 二軸曲げせん断力と変動軸力を受ける鉄筋コンクリート柱のせん断抵抗性状 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 溝口光男（室蘭工業大学） |
| 連名者1 | 荒川卓（室蘭工業大学） |
| 連名者2 | 荒井康幸（室蘭工業大学） |
| 連名者3 | 吉田稔（室蘭工業大学） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 12 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 345 |
| 末尾ページ | 350 |
| 年度 | 1990 |
| 要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート造建物の1階外柱や隅柱のように、強震時に二軸曲げせん断力や変動軸力受ける場合のせん断抵抗性状は、通常の一軸曲げせん断力と一定軸力とを受ける場合の性状とは幾分異なることが、予想される。本論文は、せん断破壊を生ずる正方形断面のRC柱を対象に、断面の中心を通るX、Y両軸のいずれか一方の軸に対する水平加力方向の角度が0°、22.5°及び45°の3種で、軸方向応力度係数ηの変動幅を4種に変化させた場合のせん断性状に及ぼす差異を実験により比較検討し、RC柱のせん断設計のための一資料とすることを目的とする。 おわりに 以上の二軸曲げせん断力と変動軸力を受けるRC短柱のせん断実験結果は次の様に要約される。(1)高軸圧縮力を受ける柱のせん断ひび割れ発生荷重は比較的高く、引張や低軸力を受ける柱のせん断ひび割れ状況に比較して、勾配は急であり中段筋沿いに集中して発生し易い。(2)軸力の変動方法や変動幅が変化しても、せん断終局耐力は(3)式によって適切に評価できるが、指針案による計算値は特に引張軸力を受ける柱に対しては危険側の評価となる。(3)二軸曲げせん断力と高軸圧縮力とを受ける場合のせん断耐力は、前回の実験結果と同様に一軸加力時の5%程度の低下であった。 |
| PDFファイル名 | 012-01-2057.pdf |