| 種別 | 論文 |
| 主題 | RC円形柱のせん断及び主筋の付着特性に関する実験研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 鈴木計夫（大阪大学） |
| 連名者1 | 申塚倍（大阪大学） |
| 連名者2 | 中田浩之（奥村組） |
| 連名者3 | 山中昌一（大阪大学大学院） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 12 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 393 |
| 末尾ページ | 398 |
| 年度 | 1990 |
| 要旨 | まえがき 円形スパイラル筋を有する円形柱の曲げモーメントに対する耐力・変形挙動は、実験的、解析的に既に明らかにされてきている。しかし、この種の円形柱のせん断力に対する挙動は、せん断破壊または付着破壊に関する実験データが少なくてまだ十分に明らかでないため、そのせん断および主筋の付着設計は、円形断面を等価な矩形断面に置換して、矩形断面についての設計式を便宜的に用いて行われているのが現状である。本研究は、RC円形柱のせん断・付着設計法の確立のための基礎資料を得ることを目的として、円形スパイラル筋または円形鋼管により横補強されたシアスパン比の異なるRC円形柱の一方向単調載荷実験及び正負交番繰り返し載荷実験を行い、同柱のせん断破壊性状ならびに付着破壊性状を調べると共に、円形断面柱としてのせん断終局強度算定式、付着強度算定式について検討したものである。 まとめ 本研究より得られた主な結果を以下にまとめる。(1)各試験体の主筋降伏状況、付着応力の推移、横補強筋分担力の推移等のデータをもとに、本実験における円形柱の破壊モードを、曲げ破壊モード、せん断破壊モード、付着破壊モードに判別し、各破壊性状の特徴を示した。 (2)円形柱のせん断終局強度算定式を導いた。同式の適合性を本実験データ及び既往の実験データを用いて検討し、同式の適合性は円形柱断面を等価な正方形断面に置換して求めたせん断終局強度算定式よりも優れていることを示した。(3)円形柱の主筋の付着強度算定式を誘導し、同式が本実験で付着破壊した円形柱の主筋の平均付着応力度の最大値に対しほぼ下限値を与えることを示した。 |
| PDFファイル名 | 012-01-2065.pdf |