種別 論文
主題 RC造短柱の中心圧縮性状に関する実験的研究
副題
筆頭著者 佐々木聡(フジタ工業)
連名者1 狩野芳一(明治大学)
連名者2 寺岡勝(フジタ工業)
連名者3 藤原敏夫(フジタ工業)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 421
末尾ページ 426
年度 1990
要旨 はじめに
RC造短柱の曲げ強度やせん断強度は、特殊な形状の帯筋を使用した場合には普通の形状の帯筋を使用した場合に比べて大きくなり、変形能は、増大することが知られている。それは、主として、コアコンクリートの力学性状が帯筋の拘束効果の影響を受け、その度合は帯筋形状などにより異なるためと考えられる。また、コンクリート圧縮強度や帯筋比、帯筋の降伏点によっても、コアコンクリートの力学性状は、異なると考えられ、特に拘束効果に与える帯筋の降伏点の影響と帯筋比の影響の違いについては、不明な点も多い。以上を考慮して、本研究は、短柱の中心圧縮性状に及ぼす帯筋の拘束効果に関する資料を得るために加力実験を行い、コアコンクリートの力学性状について示すものである。なお、本研究の一部は文献(3)に発表した。
まとめ
以上の検討結果をまとめると次のようになる。(1)破壊モードは、コーン状に破壊したモードA、斜に滑りを生じて破壊したモードB、両者の混在するモードABに大別された。破壊モードと荷重−平均ひずみ度関係は、強い相関性が見られた。また、モードBは、概ねPw・wσy/σB<0.1の場合であった。(2)最大荷重は、帯筋比、帯筋強度などの影響を受け、コンクリートの圧縮強度を用いた単純累加強度よりも大きな値を示した。(3)変形能は、ひずみレベルが小さい時は、帯筋比の影響が大きく、ひずみが増大するにつれ、帯筋の降伏点の違いによる影響が現れていた。(4)コアコンクリートの力学性状は、帯筋比、帯筋の降伏点、コンクリート強度の影響を受けることが確認された。その中でも帯筋比の違いによる影響は、顕著であった。(5)□型帯筋を用いた試験体のコアコンクリートの応力度−ひずみ度関係を実験結果を基に簡単な形で定式化を行い、提示した。
PDFファイル名 012-01-2070.pdf


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