種別 | 論文 |
主題 | プレキャスト耐震壁の復元力特性に及ぼす接合部の影響について |
副題 | |
筆頭著者 | 香取慶一(東京工業大学) |
連名者1 | 林静雄(東京工業大学) |
連名者2 | 伊藤千明(東京工業大学) |
連名者3 | 太田道彦(竹中工務店) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 521 |
末尾ページ | 526 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに プレキャスト工法において、部材同士の接合方法の違いが構造物全体の挙動に及ぼす影響は大きいことが予想される。特にプレキャスト工法にあっても重要な耐震要素となり得る耐震壁については、壁−柱及び壁−梁接合部の性状が復元力特性に与える影響を十分に把握しておく必要がある。本研究はRCプレキャスト(HPC)造耐震壁と周辺骨組み、特に柱との鉛直接合部の接合方法の違いが、全体の復元力特性に及ぼす影響について、シアスパンや中間梁の有無によってどの様に変化するか実験を行って調べたものである。 まとめ 実験を通して以下のことが明らかとなった。(1)壁−柱接合部接合方法により、全体の復元力特性が変化する。(2)せん断剛性の大きい方法を用いると初期剛性・最大耐力は向上するが、最大耐力後の耐力低下が大きい。(3)接合方法によらず、シアスパン比が大きくなると復元力特性は劣る。(4)接合方法によらず、中間梁が存在すると復元力特性は向上する。(5)接合方法により壁板の局部変形は変化するが、終局状態では違いは少なくなる。(6)接合方法により、最上層梁端部でせん断破壊が生じる可能性がある。 |
PDFファイル名 | 012-01-2087.pdf |