| 種別 | 論文 |
| 主題 | 曲げ降伏型連層耐震壁に関する実験的研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 牧田敏郎（間組） |
| 連名者1 | 仲地唯治（間組） |
| 連名者2 | 早川幸孝（間組） |
| 連名者3 | 戸田哲雄（間組） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 12 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 551 |
| 末尾ページ | 556 |
| 年度 | 1990 |
| 要旨 | はじめに 超高層RC造で連層耐震壁を耐震要素とする場合にはその耐震壁は曲げ降伏先行型で、壁脚部にヒンジを形成し、このヒンジ部分が十分な変形能力を有することが必要である。連層耐震壁の下層部の圧縮側側柱は、耐震壁が水平力を受けた場合に非常大きな軸力を負担すると考えられ、架構が十分な変形性能を有するためには、この側柱が、軸力に対してぜい性的な破壊をすることなく十分な圧縮じん性を有することが重要である。そこで、本実験では、この側柱に着目し、側柱帯筋量の異なる2体の連層耐震壁試験体の水平加力実験および帯筋量をパラメータとした柱の中心圧縮試験を行った。 まとめ 側柱帯筋量をかえた2体の耐震壁試験体の水平加力実験およびその側柱を対象とした中心圧縮試験から以下の結果が得られた。(1)側柱の帯筋量の異なる2体の連層耐震壁の挙動は破壊時を除く荷重−変形関係で大きな差はみられないが、破壊モードや破壊前後の変形性状等に顕著な差がみられた。(2)曲げ降伏先行型の耐震壁の曲げ強度は既往の略算式や切断法による解析等で推定可能である。(3)側柱の圧縮性能から耐震壁の変形性能を推定することが可能である。以上の結論は、2体の耐震壁試験体の実験から得られた結果であり、今後シアスパン比、軸力等のパラメータを変化させた実験を行いさらに検討する予定である。 |
| PDFファイル名 | 012-01-2092.pdf |