種別 論文
主題 高強度コンクリートを用いた外部柱梁接合部の剪断抵抗性状について
副題
筆頭著者 城攻(北海道大学)
連名者1 後藤康明(北海道大学)
連名者2 柴田拓二(北海遺大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 639
末尾ページ 644
年度 1990
要旨 まえがき
近年、高層住宅や高層事務所建築の需要が高まっているが、経済性・耐久性・居住性などの面で優れている鉄筋コンクリート構造による高層化の要求が強い。地震活動の激しいわが国に於て、重量構造物となる鉄筋コンクリート構造の高層化を実現するためには、高強度材料を用いて骨組の耐震性能を高めることも一つの方法と考えられる。しかし、高強度コンクリートを用いた部材及び架構に関する研究は極めて少ないため、これらの設計条件を確定するに至っていない。本研究では、外部柱梁接合部を対象とし、梁及び柱が降伏する前に接合部がせん断破壊するように計画した高強度コンクリート試験体を用いて、接合部せん断耐力や変形性状とこれらに及ぼす諸要因の関係を明らかにする。
結語
強度σε=800kgf/cm2級のコンクリートからなる平面架構外部柱梁接合部を用いて接合部のせん断破壊を先行させた加力実験結果を次のように纏める。1)コンクリート強度σB=800kgf/cm2以下の接合部せん断終局強度は少なくとも0.17σB程度は確保できる。2)接合部横補強筋比のせん断強度に及ぼす効果は普通強度コンクリートに比べて低いが、耐力後の剛性確保にある程度の効果を示す。3)接合部横補強筋は接合部コンクリートに対してコンファインメントとして働き、加力方向と直交方向とに同程度の応力を負担する。4)0.3σB程度の柱軸力によるせん断強度への影響は小さい。5)接合部パネルの初期剛性低下に影響するせん断初亀裂耐力は主応力度式で評価できる。
PDFファイル名 012-01-2107.pdf


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