種別 | 論文 |
主題 | アンダーカット型アンカーボルトの性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 百瀬光広(長野県) |
連名者1 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者2 | 清水敬二(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 橋本親典(長岡技術科学大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 801 |
末尾ページ | 806 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 著者らは先に、アンダーカット型のメカニカルアンカーボルトについて、工法の特性、ならびに、コンクリート破壊によって引き抜ける場合の静的引抜耐力とコンクリート圧縮強度との関連性、および算定方法の検討を行った。しかしながら、この研究は埋込深さ4cmのアンダーカット型アンカーボルトについてのみの検討であって、種々の埋込深さ、強度を有するアンカーボルトの耐荷機構、破壊メカニズムを考慮したものではなかった。そこで本研究は、埋込深さを変えた4種類のアンダーカット型アンカーボルトについて静的引抜試験を行い、さらに、コンクリートブロック端部からボルト埋込位置までの距離(へりあき距離)をパラメータとした試験も行い、それらの結果と既往の研究等を総合して、コンクリートがコーン状に破壊する場合の一般的な耐荷機構、破壊のメカニズムを検討し、それに基づいて静的引抜耐力算定方法を提案するものである。 結論 本研究で得られた結果をまとめると以下のようになる。(1)アンカーボルトの引き抜き力に抵抗しているのは、埋込深さの1.7倍を半径とした領域のコンクリートであると考えられる。(2)ひびわれの進展を考慮にいれた破壊線の推定および応力分布解析より、メカニカルアンカーボルトの引抜き耐力を精度良く推定することが可能である。また、同様の方法でへりあき部における引抜き耐力も推定できる。 |
PDFファイル名 | 012-01-2135.pdf |