種別 | 報告 |
主題 | 石炭灰を用いたレジンコンクリートの性状について |
副題 | |
筆頭著者 | 杉田英明(九州電力総合研究所) |
連名者1 | 藤本浩(西日本技術開発調査部) |
連名者2 | 熊谷秀春(西日本技術開発調査部) |
連名者3 | 水賢治(ヤマウ技術課) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 139 |
末尾ページ | 144 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき 近年、石油に替わる代替エネルギー源の一つとして、石炭の占める割合が増大しつつある。火力発電用に使用される石炭は、700万kwに対して約200万t/年が必要とされ、石炭の燃焼によって15〜20%の石炭灰が排出される。その量を全国的規模でみると現在約380万t/年から1995年には800万t/年にも達すると予想されている。一方、石炭灰は約40%程度が有効利用されているにすぎず、残りは海面または陸上の灰捨場に埋立処分されているが、将来増加する石炭灰の灰捨場確保は、適地の減少ならびに環境の面からの制約が多く、また、現在使用中の灰捨場の寿命にも問題があり、石炭灰の有効利用の技術開発が強く望まれている。したがって本報告は、このような背景に基づき、石炭灰の資源活用を目標として従来レジンコンクリート(以下RECと称す)の増量材の一部に使用されている炭酸カルシウムを石炭灰に置換えた場合の基本的性状を把握し、その適用性を検討したものである。 まとめ 以上、石炭灰を用いたRECの基本的性状について検討した結果、石炭灰はRECの増量材として十分使用可能であると判断される。しかしながら、石炭灰は炭種や粉砕、燃焼状態によって灰質が変化することや石炭灰を用いたRECの長期的な安定性などの問題を含め、さらに今後の検討が必要であると考えられる。 |
PDFファイル名 | 012-02-1022.pdf |