種別 報告
主題 河川産骨材のアルカリ・シリカ反応性の評価方法
副題
筆頭著者 斉藤広志(日本建築総合試験所)
連名者1 田村博(日本建築総合試験所)
連名者2 福島札規(日本建築総合試験所)
連名者3 松浪良夫(日本建築総合試験所)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 757
末尾ページ 760
年度 1990
要旨 はじめに
現在、骨材のアルカリ・シリカ反応性(以下、反応性と呼ぶ)については主に化学法およびモルタルバー法試験により判定しているが、河川産骨材、即ち、川砂および川砂利の場合には必然的に多種の岩石が混ざっていることから、反応性の有無を判定することが困難な状況にある。今回、我々は反応性の骨材が存在する河川の骨材について、調査をする機会を得、その調査結果より、河川産骨材についての反応性に関する試験方法の問題点および今後の試験の進め方を検討したので、その概要をここに紹介する。
まとめ
河川産骨材等の多種の岩石が混在する試料を試験する場合には、次のような試験手順により、アルカリ・シリカ反応性を確認し、コンクリートに使用するのがよい。1)目視観察により岩種分類を行い、岩種構成比を把握する。2)岩種別に粉末X線回折および偏光顕微鏡観察により、反応性鉱物を同定するとともに、化学法により試験する。3)反応性の岩種が認められた場合には、いくつかの代表的な岩種構成よりなる骨材試料を用いたコンクリートについて、アルカリ骨材反応による膨張傾向を確認し、抑制対策を検討する。4)上記の調査を一度詳細に実施した後の定期検査は、上記1)の方法によるなど簡易に行うことが可能である。
PDFファイル名 012-02-1129.pdf


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