種別 | 報告 |
主題 | CER(Cement Enriched Rockfill)の土木材料への適用について |
副題 | |
筆頭著者 | 福島英晃(電源開発総合技術試験所) |
連名者1 | 中西啓二(電源開発総合技術試験所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 891 |
末尾ページ | 896 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき ロックフィルダムは、コンクリートダムに比べあまり地形・地質の影響を受けず大量施工ができ、経済性を追求できる利点があるが、本質的にはバラバラの粒状材料をただ積み重ねたものであり、越流に対しては非常に弱いものである。そこで、粒状材料に少量のセメントを混入することによりコンクリートと粒状材料の中間的性状を有する材料を開発し、コンクリートダムとロックフィルダムの長所を合せ持つダムの建設の可能性が考えられる。この種の材料は、英国で上層路盤として用いられているLean Concrete、あるいはダム堤体材料としてはJ.M.Raphael氏の“The Opitimum Gravity Dam”等に、その萌芽を見る事ができる。更に、我が国においてもフィルセメントの研究が昭和50年頃建設省においてなされている。本研究は、これらの研究結果をもとに、主としてダム堤体材料への適用を目的に検討した分級や水洗いを行わない河床砂れきあるいは掘削ずりに少量のセメントを混入したCement Enriched Rockfill(以下「CER」と略記)に関する配合設計の考え方、室内試験、現場試験および経済性の評価について報告するものである。 結論 CERは、継目部の不安定の問題が解決できれば、ハイダムとしての厳しい法規制を受けない高さ15m以下のダムの堤体材料として有効であると思われ、その他にも河川堤防、水路ライニング、盛土等の土木材料に幅広く利用できるものである。 |
PDFファイル名 | 012-02-1154.pdf |