種別 | 報告 |
主題 | プレキャスト版を用いて鋼橋の床版を打替える工法におけるスラブ止めの実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 宅間善三郎(オリエンタル建設技術部) |
連名者1 | 今井昌文(オリエンタル建設技術研究所) |
連名者2 | 檜貝勇(山梨大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 949 |
末尾ページ | 954 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき 劣化・損傷を受けた鋼道路橋の鉄筋コンクリート床版に対する抜本的改善策として、全面打ち替えを行う事例が急増している。筆者らは、このような場合に対応するため、プレキャストPC床版(以下プレキャスト版という)と機械的結合装置(以下スラブ止めという)を用いた非合成鋼道路橋床版の打替え工法を考案し、スラブ止めに関する基礎的実験の結果を第11回大会で発表した。本文は、この基礎実験の概略を紹介したうえで、この基礎実験を発展させて継続実施した、桁モデルによる研究成果についての報告である。 結論 プレキャスト工法および場所打工法を用いた桁モデル供試体の載荷実験を行った結果、以下のような結論が得られた。(1)プレキャスト工法における鋼桁とスラブのずれ量は、充填モルタルの付着切れが生ずる前の段階では、場所打工法に較べて極めて小さく、付着切れが生じた後でも、場所打工法における値の80%程度に留まっている。(2)載荷点断面でのたわみおよびひずみ分布は、桁とスラブが弾性結合されていると仮定して推定することができる。また、プレキャスト工法において充填モルタルの付着切れが生ず荷重以下の範囲において、弾性結合のバネ定数はプレキャスト工法については10000kg/cm2、場打工法については5000kg/cm2程度と考えることができる。(3)本実験の範囲では、スラブと鋼桁との結合効果に関して、プレキャスト工法は場所打工法と同等以上の性能を有するものと思われる。 |
PDFファイル名 | 012-02-1164.pdf |