種別 報告
主題 コンクリート補強用炭素繊維複合材ケーブルの基本的特性
副題
筆頭著者 木村浩(東京製綱研究所)
連名者1 白鳥信令(東京製綱研究所)
連名者2 高木宏(東京製綱研究所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
12
1
先頭ページ 1015
末尾ページ 1018
年度 1990
要旨 はじめに
炭素繊維やアラミド繊維、ガラス繊維等の高強度、高弾性繊維を樹脂と組み合わせて成形し、コンクリート構造物の補強材に応用していく研究が各方面で進められている。PC鋼より線等のスチール製補強材と比較した場合、これら新素材製補強材の特長として軽量性、耐食性、非磁性等が挙げられるが、成形の自由度が大きいこともその一つに加えられよう。新素材製補強材を構成する素材、成形方法は多様であり、それに応じて機械的性質や断面形状も異なる。換言すれば、新素材製補強材は使用目的に応じた性状を付与するために素材の選定及び形状の調整をすることができる材料である。筆著らの開発した炭素繊維複合材ケーブルはより線状の形態をしているのが特徴であり、ロープの製造経験に基づいた製造設計がなされている。本報では炭素繊維複合材ケーブルの諸特性の試験結果を報告し、PC鋼より線と比較しながらコンクリート補強材としての基本性状をあきらかにすることを目的とした。以下では本ケーブルを便宜上CFCC(Carbon Fiber Composite Cable)と略称する。
まとめ
炭素繊維複合材ケーブルの基本的特性をPC鋼より線と比較し、次のような特徴を明らかにした。1)CFCCのコンクリート付着強度はPC鋼より線の約2.5倍である。2)CFCCのレラクセーションは22℃においてPC鋼より線の約1/2である。3)CFCCの引張疲労強度はPC鋼より線の約2倍である。
PDFファイル名 012-02-1176.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る