種別 | 報告 |
主題 | CFRP緊張材を用いて製作したプレストレストコンクリート桁の製作試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 片脇清士(建設省土木研究所) |
連名者1 | 西崎到(建設省土木研究所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1075 |
末尾ページ | 1080 |
年度 | 1990 |
要旨 | まえがき カーボン繊維は、その優れた耐食性と力学的特性を有することから土木分野への幅広い利用が検討されている。現在、プレストレストコンクリート分野においても、カーボン繊維を緊張材として利用するための多くの研究がなされている。本試験では、緊張材をコンクリート中にアウトケーブルの形で埋設せずに露出した状態で使用することを検討した。アウトケーブルを適用した場合の利点は、ウェブの厚さを薄くすることができ、より経済的な断面が可能となったり、ウェブ内にPCケーブルを配置しなくてすむため、施工の簡略化、省力化に貢献できると期待される。また、PCケーブルの再緊張、取り替えも可能である。アウトケーブルとして望ましい緊張材は、PCケーブルの大容量化に対応できる緊張材であること、折れ線配置に対応できる可能性を有すること、耐食性を有することなどである。今回の試験はCFRPそのものの優れた耐食性を利用し、CFRPを用いたアウトケーブルによるPC桁を実際に製作することによって、製作の可能性と、その後の追跡調査によって、耐久性を検証しようとするものであり、以下の内容を含む。(1)CFPR緊張材に関する試験(2)試験PC桁の構造と製作(3)CFRPケーブルの摩擦試験(4)アウトケーブルの緊張作業と管理 まとめ ケーブルの配置形状が直線に近い場合、6-φ12.4mmCFRPケーブルは緊張力40tonのアウトケーブルとして使用できる。しかし、曲げ角度が大きい場合(例えば20°)においては変向点の構造を更に検討し、実験的な確認が必要である。 |
PDFファイル名 | 012-02-1188.pdf |