種別 | 報告 |
主題 | 三次元織物補強コンクリート部材の耐火性能 |
副題 | |
筆頭著者 | 末永龍夫(鹿島建設) |
連名者1 | 大内富夫(鹿島建設) |
連名者2 | 中川裕章(鹿島建設) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1165 |
末尾ページ | 1168 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 最近、鉄筋コンクリートの劣化問題が国内外で話題になり、特に塩害等による鉄筋の腐食問題がクローズアップされてきた。この腐食問題を解決する一つとして鉄筋代替のFRP筋の研究が行われている。三次元織物も従来の鉄筋の代わりに繊維を織物にし補強筋としたものである。本報告は、エポキシ樹脂を含浸させたアラミド繊維、PAN系炭素繊維の三次元織物を補強筋とし、ビニロン短繊維を混入したモルタルをマトリックスとした三次元織物補強コンクリート(3D-FRC)パネルに対してJIS A 1304(建築構造部分の耐火試験方法)の標準加熱曲線に従い1時間の加熱を行った場合の部材の温度、たわみ、加熱後のパネルの曲げ強度性状について述べたものである。 まとめ 3D-FRCの様な樹脂含浸繊維補強コンクリートの耐火性能に関する研究例は少ない。本実験で、JISの標準加熱曲線による1時間加熱では、裏面温度は耐火1時間規定温度以下であり、繊維の損傷も加熱面から20mmまでが脆くなっているだけであった。今後、3D-FRCの耐火試験前後の強度性状など調べ検討を加えていきたい。 |
PDFファイル名 | 012-02-1203.pdf |