種別 報告
主題 TBM用繊維補強吹付モルタルの開発
副題
筆頭著者 尾島晃(東京電力)
連名者1 小西守(奥村組)
連名者2 藤田早利(奥村組)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 1221
末尾ページ 1226
年度 1990
要旨 はじめに
小孔径の急傾斜トンネルボーリングマシン(TBM)掘削にともなう支保部材として、吹付厚2-4cmの超薄肉で若材令1時間でのせん断強度15kgf/cm2以上の吹付支保力が要求された。これに応じるものとして新素材系繊維一種であるポリアクリルニトリル繊維と、カルシウムサルホアルミネート系の急結剤をもちいた超薄肉繊維補強モルタル吹付工法を開発した。本報文はこの施工シテムと部材特性について報告するものである。
まとめ
本研究開発の結果をまとめると下記のとおりである。(1)若材令での強度発現が大きく材令1時間で、圧縮強度で80kgf/cm2、曲げ強度で40kgf/cm2、せん断強度で20kgf/cm2の強度を発現する。長期強度も一般吹付コンクリートに比べて高く、4週強度で500kgf/cm2に達する。(2)繊維による曲げ強度等の補強効果はV×0.5〜0.75%までが限界である。補強効果は曲げ、せん断強度ともプレーンモルタルの1.6倍程度の値を示す。(3)施工性は良好であり、繊維のファイバーボール、吹付過程での飛散、分離を生じない。はね返りはほとんどなく、粉じん発生については狭小断面内での施工であったため比較的高い濃度を示したが作業に支障をきたす程ではなかった。また、吹付システムがコンパクトであり狭小空間内での施工が容易である。なお、タフネスについては今回試験するまでにいたらず今後の実験課題である。
PDFファイル名 012-02-1213.pdf


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