種別 | 報告 |
主題 | 生口橋主桁接合部の設計について |
副題 | |
筆頭著者 | 山岸一彦(本四公団) |
連名者1 | 西本聡(本四公団) |
連名者2 | 梶川靖治(川田建設) |
連名者3 | 森囲雄三(住友建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 89 |
末尾ページ | 94 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 現在建設中の本州四国連絡橋の一つである生口橋の最大の特徹は、その主桁が中央径間部を鋼箱桁とし両側径問部をプレストレストコンクリート(PC)箱桁とする、いわゆる「混合構造」となっていることである。これは、架設地点の地形条件より幾何学的にアンバランスな径間割りとなり側径間側に負反力が生じることから、これを打ち消すべく構造的にバランスをとるよう本構造形式が採用されたものであり、国内初の本格的複合斜張橋となっている。ここでは、生口橋の全体構造の概要ならびに本橋を特徴づける鋼桁とPC桁との接合部について設計における基本的な考え方および設計・施工上の特色などを紹介する。 おわりに 複合主桁の接合部に関し、その位置、構造形式、ディテールなどについてはほぼ合理的な設計ができたと言えるが、細かくはさらに検討の余地のある点も残されている。例えば、中詰めコンクリート部の応力伝達に果たす鋼・コンクリート間の付着・摩擦の役割と適切な評価方法、あるいは複合桁としてのせん断・ねじりに対する抵抗断面の考え方などであり、これらについては現時点でほとんど資料がなく、今後の基礎的な研究を含めて、より一層の検討を要する問題と考えられる。 |
PDFファイル名 | 012-02-2013.pdf |