種別 | 報告 |
主題 | FRPで被覆したアンボンドブレースに関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 高橋春蘭(スペース工房21) |
連名者1 | 安藤信好(武蔵工業大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 95 |
末尾ページ | 100 |
年度 | 1990 |
要旨 | 序 中高層建築で用いているブレース構造において、筆者等は、ブレースに対して座屈防止の働きはするが軸力は伝達しないとする材、いわゆるアンボンドブレース(ブレースを絶縁材にて付着を切り、RCで被覆した材)をここ数年研究してきた。その一環として、RC被覆材のひび割れ後のブレースの耐力低下と靱性の改善を図るためにFRPによる補強、即ちRC被覆材の外側を更にFRPで覆い補強したアンボンドブレースを考案し、実験を行ったのでここに報告する。目的は、FRPの座屈後のRCひび割れに対する拘束効果と、繰り返し加力下における靱性とその破壊性状についての考察である。 結論 ボックス型ブレースを用いたアンボンドブレースにおいて、FRPの効果を期待した本研究の目的から(1)FRPの補強は、耐力(座屈荷重)および靱性において非常に効果的であり、特に靱性効果に優れている。(2)座屈後の繰り返し加力において、履歴性状を良好に確保する為には座屈強度を支配する断面二次モーメント比IRを短柱(λ≒49)では20程度、中間柱(λ≒78)では30以上が必要である。(3)FRPを用い、鉄筋比を0.2〜0.5%の範囲で変えた場合、いずれの柱も耐力上の差は小さいが座屈後の安定性は増している。 |
PDFファイル名 | 012-02-2014.pdf |