種別 | 報告 |
主題 | 打継目におけるせん断伝達耐力の評価について |
副題 | |
筆頭著者 | 飯島政義(東京電力送変電建設所) |
連名者1 | 大塚正博(東京電力送変電建設所) |
連名者2 | 佐藤正樹(東京電力送変電建設所) |
連名者3 | 原夏生(前田建設工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 12 |
号 | 2 |
先頭ページ | 311 |
末尾ページ | 316 |
年度 | 1990 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート構造物には、施工上の理由からやむをえず打継目が存在する。送電鉄塔に用いられる深礎基礎も同様であり、また、躯体部の鉄筋比が低く、風荷重である引揚力により引張応力が卓越する状態でせん断力を受ける構造物でもある、このような状態において打継目の存在は打継面がすべるという破壊性状を起こす可能性がある。本研究は、打継目が構造上の欠陥とならないよう、打継面に対して垂直方向に引張応力が生じている状態でのせん断伝達耐力の評価について実験的に検討したものである。 まとめ 今回の実験により、ひび割れが存在し引張応力が生じている状態での打継目におけるせん断伝達耐力について下記のような知見を得た。・打継目での耐力は示方書式による計算値に比べ小さいものの傾向としては一致している。・CASE1〜6の範囲内(0<全圧縮応力、p・fy−σt約4回kgfcm>SUP>2)では、全圧縮応力とせん断強度比の間の相関は高い。・ひび割れ導入に起因すると考えられるせん断面の状態(凹凸)によって、せん断伝達耐力は異なる。上記を踏まえて、打継目におけるせん断伝達耐力の評価は、示方書式の計算値を5割低減したもので評価することが妥当であると考える。今後、スケールの影響について詳細な検討を行うとともに、せん断伝達耐力と引張強度およびせん断面性状との間の関係を明らかにするために、せん断面の定量的な評価を試みる所存である、 |
PDFファイル名 | 012-02-2050.pdf |