種別 | 論文 |
主題 | フレッシュコンクリートのポンプ圧送性に関する理論的考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 谷川恭雄(名古屋大学) |
連名者1 | 森博嗣(名古屋大学) |
連名者2 | 野田豊(三重大学大学院) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 203 |
末尾ページ | 208 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき コンクリートのポンプ圧送技術は、その打設効率と経済的効率により昭和40年代に急速に発展し、現在では、ポンプ工法が建築・土木工事に広く普及し、一般的な工法としての地位を確立している。しかし、フレッシュコンクリートのコンシステンシー、あるいはレオロジー性質とポンプ圧送性状を理論的に関連づけ、実施工における圧送能率を予測する方法はまだ確立されていない。本研究では、フレッシュコンクリートの管内流動の性状を、レオロジー的な立場から検討し、コンクリートの各種物理性質が管内圧送性に与える影響を考察する。本研究の特徴は、フレッシュコンクリートと管内面のすべり(摩擦)抵抗力の表現に、すべり速度および管内圧力の双方に依存するモデルを用いることにある。 まとめ 本研究では、すべり速度および管内圧力に依存するすべり抵抗モデルを用いて、フレッシュコンクリートの管内流動性状の解析を行った。本研究で得られた知見は、次の3項目にまとめられる。1)管内圧力に依存するすべり抵抗モデルを導入することによって、管の筒元の圧力損失が大きくなる現象を説明することができる。2)圧送管の筒元から筒先にいたる問で、コンクリートの流動モードは一定ではない。これらは、コンクリートのレオロジー定数とすべり抵抗挙動のレオロジー定数のバランスによるが、一般に、すべり量は筒先に行くほど大きくなる。3)圧送距離が長く、圧送量が大きくなるほど、コンクリートのコンシステンシーの影響が大きく現れる。 |
PDFファイル名 | 013-01-1031.pdf |