種別 論文
主題 高強度コンクリート構造体への引抜き試験法の適用についての基礎的研究
副題
筆頭著者 橘高義典(宇都宮大学)
連名者1 上村克朗(宇都宮大学)
連名者2 高瀬憲克(住友建設)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
13
1
先頭ページ 245
末尾ページ 250
年度 1991
要旨 はじめに
建築物のコンクリート躯体への設備機器、天井材、仕上用石材の接合にはアンカーボルトを用いる場合が多い。また近年、モルタル上塗り層ならびにタイル等の剥落の防止手段として、外壁モルタル層とコンクリート躯体をボルトによって定着させる工法が普及している。これらの埋込みボルトの引抜き耐力を支配する要因としては、コンクリート表層部分の力学的性質が重要となる。また近年、その需要が高まりつつある高強度コンクリートについては、ボルト引抜き耐力に関する実験例は少なく、引抜き耐力とコンクリート母材との関係は十分検討されていない。既報では、高強度域のコンクリートについて脱型直後の養生条件とボルト引抜き耐力との関係を検討した。本報では、高強度コンクリートの力学的性状を支配する主要因子となる粗骨材の種類に着目し、粗骨材ならびにモルタルマトリックスの強度を種々変化させることにより、両者の剛性の相対的な差異がコンクリートの強度性状ならびにボルト引抜き耐力に及ぼす影響について実験検討した。さらに、粗骨材の影響を評価する方法として破壊力学的手法を用い、引抜き耐力と破壊力学パラメータとの関係を考察した。
まとめ
粗骨材の種顆ならびにモルタルマトリックスの強度を変えたコンクリート試験体のボルト引抜き耐力を求め、コンクリート強度との関係、粗骨材の種類の影響等を明らかにした。さらに破壊エネルギーGFを用いたEligehausen式による評価の有効性を確認した。
PDFファイル名 013-01-1039.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る