種別 | 論文 |
主題 | シリカフュームを用いた高性能断熱コンクリートの開発 |
副題 | |
筆頭著者 | 荒木敏成(東京ガス) |
連名者1 | 山下博文(大林組) |
連名者2 | 三浦律彦(大林組) |
連名者3 | 菊地四郎(ニチアス) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 281 |
末尾ページ | 284 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 軽量断熱コンクリートは、特に低温で管理される断熱構造体の断熱材や建築用断熱材として広く利用されている。これは、従来、セメントペーストにプレフォーム法、ミックスフォーム法あるいはポストフォーム法等によって空気等を多量に混入するか、軽量骨材を混合するなどの手段によって軽量化を実現したものである。セメント・モルタルのマトリクスに気体を混入すると、その混入量に伴い熱伝導率は指数関数的に小さくなり、断熱性は飛躍的に向上するが、気体の混入量が増加すれば強度の低下を招く。従って、断熱性と強度はこの場合、相反する特性とならざるを得ない。本開発の目的は、所要の断熱性と圧縮強度を有するコンクリートの最適配合を提案するものである。 まとめ 黒曜石発泡粒を軽量骨材とし、混和材としてシリカフュームを用いたセメント硬化物は適切な配合の条件下において、熱伝導率0.15kcal/mh℃以下(常温)、圧縮強度120kgf/cm2以上の従来に無い、常温・常圧養生による、高断熱性かつ高強度のコンクリートが得られた。これは断熱コンクリートの大型パネル化を実現させる観点からも意義のある結果である。 |
PDFファイル名 | 013-01-1045.pdf |