種別 | 論文 |
主題 | シリカフュームの品質評価に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 中込昭(前田建設工業) |
連名者1 | 岸谷孝一(日本大学) |
連名者2 | 江口清 (前田建設工業) |
連名者3 | 梶田秀幸 (前田建設工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 285 |
末尾ページ | 290 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 近年、シリコンメタルやフェロシリコン製造時の副産物であるシリカフューム(以下CSFと略記する)をコンクリート混和材料として使用することが注目されてきている。しかし、副産物であるため、その品質は変動の幅が大きく、材料としての品質安定性確保のためには、品質評価基準が必要となる。現状では、CSFの品質とコンクリートの品質との関係には不明な点が多く、CSFの品質を評価する標準的な方法は確立されていない。そこで本報では、CSFの品質とCSFを混入したコンクリートの品質の関係を把握するため、まず、外国産7種類と国内産2種類のCSFの品質を化学的、物理的性質から把握した。次に、CSFを混入したモルタル(以下CSFモルタルと略記する)の諸特性との関係について検討し、コンクリート混和材料としてのCSFを評価するための基礎的なデータを得た。 まとめ 以上より、CSFとCSFモルタルとの関係は下記のようにまとめられる。(1)CSFの特性値、特にSiO2含有量が80%~100%程度の範囲であれば、CSFの諸性質とCSFモルタルの諸特性との相関関係が認められるが、90%以上に限定した場合相関は認められない。(2)80%~100%程度の範囲では、CSFモルタルの強度は、CSFのSiO2含有量との相関が高い。今回の実験はCSF混入率が15%および25%で、かつ水結合材比が65%のCSFモルタルによる検討であるが、CSF混入率を10%程度と規定している規格もあることから、今後は、CSF混入率の低いもの、水結合材比を小さくしたものについて、同様な実験・検討を行う予定である。 |
PDFファイル名 | 013-01-1046.pdf |