種別 | 論文 |
主題 | 乾燥を受けるモルタルの引張強度について |
副題 | |
筆頭著者 | 田澤栄一(広島大学) |
連名者1 | 宮沢伸吾(広島大学) |
連名者2 | 重川幸司(大成建設) |
連名者3 | 三宅啓文(広島大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 369 |
末尾ページ | 374 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 自己応力を受ける材料の破壊条件に関する研究は種々行なわれているが、一般的な手法として確立されるには至っていない。コンクリートに生じる乾燥収縮応力や温度応力は引張破壊に大きな影響を及ぼすが、最大応力説により検討されるのが一般的であり必ずしも十分とはいえない。本研究では、乾燥を受けたモルタルの純引張強度および曲げ強度を判定するとともに、自己応力の実測および表面部のひびわれの観察を行ない、乾燥を受けるモルタルの引張破壊条件について検討する。 結論 応力解放法による自己応力の実測値を基に、純引張強度および曲げ強度に及ぼす乾燥収縮の影響について検討した結果以下の結論が得られた。(1)断面内分布の不均一な自己応力を受けるモルタルの純引張強度および曲げ強度は、表面部のひびわれの影響を受けない範囲では、断面内の応力分布を考慮することにより算定できる。(2)表面部にひびわれを生じたモルタルでは、断面内応力分布の検討から求めた引張および曲げ強度の算定値は実測値よりかなり小さくなる。(3)水セメント比の低いモルタルの純引張強度および曲げ強度は、水中養生終了後に乾燥を防いでも低下したが、これはセメントの硬化収縮に起因する自己乾燥の影響と考えられる。 |
PDFファイル名 | 013-01-1060.pdf |