種別 | 論文 |
主題 | 超硬練りコンクリートの水平打継目強度に及ぼす表面処理方法の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 加賀谷誠(秋田大学) |
連名者1 | 徳田弘 (秋田大学) |
連名者2 | 川上洵(秋田大学) |
連名者3 | 松田直樹(秋田大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 387 |
末尾ページ | 390 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 超硬練り貧配合コンクリートを用いるRCD工法では、水平打継目に対して、一般にグリーンカット、打込み直前の打設面清掃およびモルタルの塗込みが行われる。これら一連の表面処理作業を効率的に行うことは、施工の迅速化を図る上で重要な問題点となっている。本研究では、水平打継目における新・旧コンクリートの一体化の良否を打継目の引張強度と新・旧コンクリートの引張強度の比によって評価し、これに及ぼす各種表面処理作業の影響について検討を加えた。 結論 水平打継目の引張強度と新・旧コンクリート部分の引張強度の比を打継目強度比として評価し、これに及ぼす各種表面処理作業の影響について検討を加え、以下のような結論が得られた。1)(2)ブラシ(屑無し)+(3)洗浄+(4)敷モルタルは、現在一般に行われている表面処理方法に対応するが、(4)、(3)+(4)あるいは(2)+(4)の方法で表面処理を行ってもほぼ同程度かそれ以上の打継目強度比を得ることができる。2)打継目強度比は、ブラシ作業によるレイタンスの除去ならびに削り屑の清掃が行われた場合、0.04~0.30増加し、敷モルタルの塗込み作業によって0.13~0.39増加する。3)ブラシ作業による削り屑が残留している場合、打継目強度比は低下し、敷モルタルの水セメント比を小さくしてもその効果は認められない。また洗浄作業によって打継目強度比が低下する場合がある。4)各表面処理作業を組合わせた場合の打継目強度比は各表面処理作業を単独で行った場合の強度比からある程度推定できる。 |
PDFファイル名 | 013-01-1063.pdf |