種別 | 論文 |
主題 | 真空乾燥法によるコンクリートの乾燥収縮試験とその予測モデル |
副題 | |
筆頭著者 | 下村匠(東京大学) |
連名者1 | 陳丙学(東京大学大学院) |
連名者2 | 小沢一雅(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 391 |
末尾ページ | 396 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに コンクリートは、材令初期においては、水和反応にともない微視的構造が変化し、硬化後においても、環境作用により水分、塩分などの物質が内部を移動し、それらがコンクリートの品質を経時的、位置的に変化させる。したがって、コンクリートの耐久性能を制御するためには、使用材料、配合、形状などの初期条件と、経時的に変化する環境、すなわち境界条件から、コンクリートの内部状態の経時的変化を合理的に予測し、その結果に基づいてひびわれなどの欠陥の発生ならびに物質移動に対する抵抗性を予測することが有効であるといえる。コンクリートの内部ではさまざまな現象が達成して進行するため、個々の現象の構成則だけでなく、現象間に存在する相互依存性を考慮した予測システムを構築する必要がある。本研究は、このようなコンクリートの状態変化を総合的に予測するシステムの一部となる、硬化後における乾燥収縮を対象としたものである。 まとめ 本研究では、コンクリートおよびモルタルの乾燥収縮についての真空乾燥法による実験と、乾燥環境下における供試体の挙動の経時的変化についての解析を行ない、その結果、微小構成要素における含水状態と自由収縮ひずみの関係と、コンクリート中の水分移動を定式化することにより、乾燥環境下における部材の変形を予測することは可能であることを明らかにした。 |
PDFファイル名 | 013-01-1064.pdf |