種別 | 論文 |
主題 | 埋め込みセラミック素子によるコンクリートの含水率測定方法に関する基礎的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 笠井芳夫(日本大学) |
連名者1 | 松井勇 (日本大学) |
連名者2 | 湯浅昇(日本大学) |
連名者3 | 小井戸純司(日本大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 397 |
末尾ページ | 402 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに コンクリートの含水率を打設初期から長期間にわたり測定することにより、コンクリートの中性化、鉄筋の発錆、アルカリ骨材反応の進行、収縮とクリープの進行などコンクリートの耐久性及びコンクリートの強度発現に関する情報、仕上げ材の剥離、ふくれなどの劣化に関する情報を得ることができる。ところが、コンクリートに埋め込んで長期にわたり、含水率を測定できる信頼性の高い方法は未だ開発されていない。本研究は、コンクリートの含水率を測定する方法として、埋め込みセラミック素子による方法を開発することを目的とし、セラミック素子の電気的特性、含水率測定用セラミック素子の試作、素子の選定に関して実験検討した。 まとめ 本研究は、セラミック素子を用いたコンクリートの含水率測定方法を開発することを目的とし、以下の基礎的な検討を行った。その結果、次のことが明らかになった。(1)素子の電気抵抗、静電容量の測定は低周波数で測定する方が良い。(2)絶縁体は接着性、安定性、耐アルカリ性、作業性、吸水性等を検討した結果A社製接着剤Kが優れている。(3)素子の寸法は小さい方が周囲の環境に敏感となり、適している。(4)素子の吸水率が大きい方が電気抵抗、静電容量の測定範囲が広くなるので、適している。 |
PDFファイル名 | 013-01-1065.pdf |