種別 | 論文 |
主題 | 腐食した鉄筋の局所付着応力‐局所すべり関係 |
副題 | |
筆頭著者 | 島弘(徳島大学) |
連名者1 | 山本恭史(日本電信電話) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 663 |
末尾ページ | 668 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 鉄筋コンクリート構造物において鉄筋が腐食した場合、鉄筋のリブの欠損および鉄筋に沿ったひびわれの発生によって付着強度の低下が生じる。この付着強度の低下によって、鉄筋が腐食した構造物では健全な構造物の破壊形式と異なったものになる可能性がある。著者らが昨年行った鉄筋が腐食したスラブの曲げ試験において、ひびわれ幅の大きい部分で鉄筋の定着破壊が認められた。そこで本研究は、鉄筋の腐食によって付着性状がどのように変化するかを実験的に調査・検討するものである。そのために、かぶり厚さと腐食の程度を変化させたときの局所付着応力-局所すべり関係を求めた。 まとめ 1)腐食の増大に伴うひびわれ幅の増大は、かぶりが大きい場合が最も大きく、かぶりが小さい場合にはかぶり面が三角形状に剥離した。2)腐食の進行によって最大付着応力はほぼ直線的に低下し、その低下割合はかぶり厚さによって異なり、かぶりが大きいほど低下割合は大となった。3)最大付着応力の絶対値としては、腐食率が大きくなると、かぶりの大きさにかかわらず、縦ひびわれの発生しないものの約半分の同程度のものとなった。 |
PDFファイル名 | 013-01-1113.pdf |