種別 | 論文 |
主題 | 炭酸ガス濃度がコンクリートの中性化速度に及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 高田良章(藤沢薬品工業) |
連名者1 | 魚本健人(東京大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 673 |
末尾ページ | 676 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 近年、コンクリートの早期劣化が指摘されており、早急な耐久性改善策が強く求められている。コンクリートの中性化もその一つであり、今まで数多くの研究成果が報告されている。一般に、中性化に対しての耐久性を評価する場合、従来から促進中性化試験が行われている。しかし、これは同一試験条件において、どの材料が中性化に対して低抗性があるかの比較はできるが、自然環境下から何倍の速度で中性化が進行しているかについては十分明らかとされておらず、自然環境下と関連付けた研究例は数少ないのが現状である。そこで、本研究はコンクリートの中性化速度に及ぼす炭酸ガス濃度に着目し、3種の異なる炭酸ガス濃度環境下において中性化試験をしたコンクリートについて、圧縮強度、重量減少率等の性状を調べると同時に、炭酸ガス濃度がコンクリートの中性化速度に及ぼす影響について検討したものである。 まとめ 炭酸ガス濃度の違いによるコンクリートの品質の変化を炭酸ガス濃度の関数として表すことにより、従来の中性化速度式に炭酸ガス濃度の要因を含んだ中性化速度式を提案した。これにより、炭酸ガス濃度の違いによる自然環境下と促進中性化試験との対比が可能となったと考えられる。今後は、中性化速度におよぼす温度の影響等について検討する予定である。 |
PDFファイル名 | 013-01-1115.pdf |