種別 | 論文 |
主題 | 凍結防止剤がコンクリートの凍結融解抵抗性におよぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 高橋正行(東北工業大学) |
連名者1 | 外門正直(東北工業大学) |
連名者2 | 志賀野吉雄(東北工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 701 |
末尾ページ | 704 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 寒冷地においては、今後、スパイクタイヤの使用規制の法令化にともない、凍結防止剤の散布量が増大し、凍結融解を受けるコンクリート構造物の劣化の促進が心配される。主に使用されている凍結防止剤としては、塩化カルシウム(CaC122H2Oが主成分でCaC12の含有率約75.4%である)と塩化ナトリウム(NaC1)が挙げられる。これらの凍結防止剤は、図-1に示されるように、一定濃度における凍結防止効果の観点より比較すると塩化カルシウムが塩化ナトリウムより効率がよく、また、一定濃度において凍結温度が異なることなどから、凍結防止剤が散布された環境下で凍結融解作用を受けた場合、凍結防止剤の種類によってコンクリートの劣化進行状態は異なることが考えられる。本研究は、塩化カルシウム(2水塩)水溶液中および塩化ナトリウム水溶液中急速凍結融解試験を行い、凍結防止剤が硬化コンクリートの凍結融解抗性におよぼす影響について比較検討を行ったものである。 まとめ 塩素イオン量約4%以内の塩化カルシウム水溶液中および塩化ナトリウム水溶液中急速凍結融解試験を行い凍結防止剤が凍結融解抵抗性におよぼす検討を行い、以下に示すような結果が得られた。1)約5%の空気を連行したコンクリートでも、凍結防止剤環境下で凍結融解の繰返しを受けた場合、表面劣化が著しい。2)塩化ナトリウム水溶液中での凍結融解は塩化カルシウム水溶液中に比べてコンクリートの凍結融解抵抗性に与える影響は大きい。 |
PDFファイル名 | 013-01-1120.pdf |