種別 | 論文 |
主題 | 表面被覆材と亜硝酸リチウムによるアルカリシリカ反応抑制効果に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 入田一(東亜合成化学工業) |
連名者1 | 谷川伸(東亜合成化学工業) |
連名者2 | 岡田一興(明星工業) |
連名者3 | 山城博隆(明星工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | 1 |
先頭ページ | 751 |
末尾ページ | 756 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 既設コンクリート構造物のアルカリシリカ反応(以下ASRと略す)による膨張を抑制する方法として大きく2つの方法が提唱されている。1つは、表面塗装によりコンクリートの水分蓄積を抑制する方法であり、もう1つは、膨張抑制剤をコンクリートに含浸させる方法で、Li化合物にその効果が認められている。しかし、各々の補修効果の差、あるいは併用効果については必ずしも明らかにされていない。本実験では、暴露環境として塩害環境下における暴露実験を中心に、3種の促進試験を併用し、5種類の表面被覆材と亜硝酸リチウムの併用による膨張抑制効果を検討した。 まとめ 本実験の結果は、以下の様にまとめられる。(1)ASRを抑制する目的には、透湿度、ひびわれ追従性が大きくかつ透水率の小さい補修仕様が有効と考えられ、本実験の範囲ではPTFEシート、アクリルゴム系防水材が優れている。(2)本実験の目的には、乾湿繰返し工程を含む促進試験が、重量変化率の面から屋外暴露試験との対応が良いが、膨張率の面では同じ傾向が得られず、乾湿繰り返し条件の設定には今後の検討が必要である。 |
PDFファイル名 | 013-01-1130.pdf |