種別 | 論文 |
主題 | 2方向入力を受ける鉄筋コンクリート造柱の弾塑性解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 北嶋圭二(青木建設) |
連名者1 | 安達洋(日本大学) |
連名者2 | 神田亮(日本大学) |
連名者3 | 小泉達也(日本大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 103 |
末尾ページ | 108 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 2方向入力を受ける鉄筋コンクリート造(以下、RC)柱の弾塑性挙動は、2軸曲げ相互作用により複雑な挙動を示すことが、既往の実験的研究及び解析的研究により指摘されている。また、これまでに行った水平2方向の地震動を再現できる2軸振動台実験結果においても、2方向入力時には部材は複雑な挙動を示し、耐力の低下が著しかった。この2軸相互作用によるRC柱の複雑な挙動を、構造物の応答解析上で考慮する解析モデルとしては、柱断面を数少ないバネの組合せで構成したモデル等が提案されている。また、柱単体の解析モデルとしては、ファイバー法が有効であり、断面でのモーメント・曲率関係を積分し部材としての荷重変形関係を求める方法、または、危険断面での曲率のみから部材の変形を求める方法などが提案されている。本研究は、材料の非線形な応力−ひずみ関係に基づく柱部材の2軸曲げ弾塑性解析法を開発し、2方向入力を受けるRC柱の弾塑性履歴性状を解析的に把握することを目的とする。ここでは、材料の非線形応力を弾性応力と不釣合い応力の和と仮定した材料構成則に基づく解析手法の定式化を示し、解析結果と実験結果を比較・検討することにより解析手法の妥当性を検証した。 まとめ 1)RC柱の1軸曲げ問題を扱った1次元有限要素法による手法を2軸曲げに拡張した本解析モデルは、曲げの卓越する2軸曲げ実験の履歴性状を再現出来た。2)2方向静的載荷実験でのRC柱の履歴性状を解析を通して把握することができた。 |
PDFファイル名 | 013-01-2014.pdf |