種別 論文
主題 鉄筋とコンクリートの付着特性に及ぼす荷重の繰返しと時間の影響
副題
筆頭著者 山田圭一(徳島大学大学浣)
連名者1 島弘(徳島大学)
連名者2 原口華世子(大林組)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 133
末尾ページ 138
年度 1991
要旨 目的
鉄筋コンクリート構造の変形解析を精度よく行うためには、鉄筋とコンクリート間の相互作用を表す構成則である付着応力−すべり関係を用いる必要がある。これまでに提案されている付着応力−すべりモデルは、ほとんどがゆっくりとした単調載荷においての実験から求められている。しかし、実際の荷重である衝撃、地震、疲労、クリープ荷重などについて統一的に解析するためには、付着応力−すべり関係に時間と荷重の繰返しの影響を取り入れたものが必要となる。付着特性に対する時間あるいは繰返しの影響に関する既往の研究としては、森田ら、高橋ら、長滝ら、睦好ら、Sakulら、のものがある。しかし、実構造物のように定着長が長いものに対する付着応力−すべり関係に関するものはない。そこで、本研究は、時間と荷重の繰返しを取り入れた載荷履歴を考慮できる付着応力−すべり関係をモデル化する基礎資料を得るために、単調持続荷重下および高速繰返し荷重下における付着応力−すべり関係を実験的に求め、付着応力−すべり関係に及ぼす時間経過と荷重の繰返し回数の影響を検討するものである。
まとめ
1)時間の経過による付着応力の低下は、すべりが大きいほど大である。2)荷重の繰返しによる付着応力の低下は、応力振幅が大きくなる載荷端に近いほど大となる。3)荷重の繰返し回数の増加によって、塑性すべりは大きく変化しないが、付着剛性が著しく低下する。(4)付着応力−すべり−繰返し回数の関係を定式化する一例として、単調載荷における付着力−すべり関係からの変化をすべり量と繰返し回数の関数で表す方法を示した。
PDFファイル名 013-01-2019.pdf


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