種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート有孔梁のせん断設計法 |
副題 | |
筆頭著者 | 市之瀬敏勝(名古屋工業大学) |
連名者1 | 横尾慎一(名古星工業大学大学院) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 303 |
末尾ページ | 308 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 現行のRC規準による有孔梁の設計式は、種々の実験から得られたデータをもとに推定された実験式であり、部材の形状、特に開口部の大きさや位置に対する補強限界などは不明瞭なままとなっている。最近、筆者らは、トラス作用の考え方を基本とした有孔梁のせん断設計法を示した。この方法は、「鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計指針・同解説」に取り入れられた。本論文では、これに引き続き、通常のあばら筋による有孔梁の補強方法とせん断強度について下界定理・上界定理の両面から考察を進める。 結論 1)下界定理に基づく式(4)の設計式は、既往の実験データとよく適合する。式(4)による有孔梁のせん断強度は、図8の破線で表される。2)下・上界定理に基づくせん断強度計算値の差は最大でも10%程度である。従って、式(4)の設計式と塑性理論上の正解値との誤差は数%程度である。3)今後は、孔の近傍での主筋の付着・定着、有効なせん断補強筋の範囲、特殊金物などによる補強効果、孔がいくつか連続する場合の扱いなどについて検討する必要がある。 |
PDFファイル名 | 013-01-2049.pdf |